このシイの古い写真を見て、ほぼ半円形のこんもりとした姿と対面できるのを楽しみにしていたのだが、残念ながら近年の衰退により枝の多くを失ってしまい、元気な姿と対面することは敵わなかった。
それでも地上4mの高さから枝を横に広げる姿は現在でも迫力満点。巨樹としての威厳は保ち続けているようだ。
長福寺は真言宗豊山派の寺院で、かつては10万石の格式を供えていた名刹であったようだ。参勤交代の際もこの寺に大名が必ず立ち寄ったと聞くことからも、当時の繁栄が偲ばれる。裏手には長福寺土塁と呼ばれる土塁が存在するが、この寺院防備のための土塁なのであろうか。はたして小規模な館の役目を果たしていたのか、今となっては知る由もない。
※1 現地解説板による