昭和61年に新たに確認されたミズナラの巨樹である。
大きさはミズナラの中でも最大ではないのだが、その存在感と迫力を双方兼ね備えているものは、全国に数多いミズナラの中でも抜きん出ているといっても良いだろうか。
林道から歩いて2分ほどの距離にあるが、歩き始めて正面にその姿を表す。
どこかで見たような樹形、光景であるが、すぐに思いついた。
まったく大きさでは敵わないのだが、なぜか縄文杉に雰囲気が似ているのだ。
幾度となく山火事からも難を逃れたと言い、開墾の土音からも逃れることができた。ある意味、偶然と奇跡が重なって生き残ってきたミズナラなのである。
ナラの仲間では、迫力で「金袋山のミズナラ」、巨大さで「帝釈始終のコナラ」、総合バランスで「双葉のミズナラ」であろうか。
北海道にも名木は数多くあれど、今のところ私の中ではこの巨樹がもっともお気に入りである。