芦別市指定文化財
(平成12年9月26日指定)

天然記念物 新城仙台山の三本ナラ


・樹 種  ミズナラ(学名 Quercus crispulu Blume)
・胸高幹周 手前424cm / 中央 302cm / 奥 343cm
・樹 高  手前 13m / 中央 15m / 奥 14m
・推定樹齢 いずれも442年以上(平成8年7月計測)

沿 革

三本ナラの立つこの丘は、かつて大木が生い茂る原生林であった。
明治35(1902)年に宮城県仙台市出身者数名が初めて入植して以来、通称「仙台山」と呼ばれるようになった。
大正3(1914)年には14戸が集団入植し、大正8(1919)年に至り北三線用水組合を結成、イルムケップ山から続く尾根沿いに用水路を掘削した。用水路は昭和2(1927)年に完成し、この高台にも水田が造られるようになった。
三本ナラは、こうした開拓の際も伐採されることなく、水神碑の建つ鎮守の森として地元の人々に大切にされてきた。
平成12年五月、代々この巨樹を守ってきた農家9戸が、三本ナラを芦別市に寄贈した。市は、平成13年に樹木医の指導のもと幹や枝の腐れた部分を治療し、平成14年の道路改良工事では樹根保護のため道路を三本ナラから離すなど、保存処置を行っている。
ミズナラは「芦別市の木」であるが、道内においても、これほどの巨樹が3本並んで残されているのは貴重である。

平成15年5月31日 芦別市教育委員会


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新城仙台山の三本ナラ



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新城仙台山の三本ナラ
指 定 芦別市指定文化財
指定年月日 2000年9月26日 
所在地 北海道芦別市豊岡町251番地
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項 道路を迂回させたミズナラ  
お勧め度 ★★☆☆☆
到達難易度 ☆☆☆☆     下車後すぐ
撮影日 2008年6月14日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周         4.64m
樹  高             21.5m
樹  齢    442年以上   
実測詳細 地上1.3m地点を計測 

もう十数年前のことであるが、芦別市を訪問した際に、芦別市の星の降る里百年記念館の学芸員長谷山様の案内で訪問したことがあった。
当時は時間もなく、詳細な調査も行わずに心残りのまま帰ってしまったのだが、2008年に念願が叶い、芦別市へ再訪することができた。
かつてはこの辺り一帯はミズナラの原生であったのだろうが、その生き残りがこのミズナラなのだと思う。
写真手前のものが最も大きく、幹周も5mに迫る大きさでかなりの巨樹である。しかし、空洞が大きく開いており、樹木医によって治療された跡が残り少々痛々しい姿なのは残念である。
大規模な畑に囲まれたなだらかな丘の上にあり、いかにも北海道らしい景色のど真ん中にある。
有名な観光地よりも、この長閑な雄大な風景の中で、巨樹とゆっくりとした時間を過ごすのも良いものだ。
ある意味、現代ではかなり贅沢な時間を過ごすと言えるのではないだろうか。


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