マツの繁茂面積では西の横綱と言われた今は亡き「岡の松」、東の横綱とされる東京江戸川の「影向の松」などよりも繁茂面積は間違いなく大きそうだ。
全国でもこれだけの面積を誇るマツはそうそう無いのではなかろうか。全国的にマツクイムシの被害で名松が枯れていく中、素晴らしく元気な姿を見せてくれているこれだけのマツは、とても貴重な存在といえるだろう。
伊勢崎市西部の閑静な住宅街の中に菅原神社はあり、拝殿の前に2本の大マツが控えており、拝殿に向かって右のものは明治43年植栽の二代目、正面に位置するのがこのクロマツである。
二代目もなかなかの大きさを誇っており、普通であれば天然記念物級であるが、連取のマツがあまりにも凄すぎて話題にものぼらないのはちょっと可哀相である。
マツの枝下には全面にわたって桟が張り巡らされ、その上を伸びた枝が這うような形になっている。これならば木の枝を支える力を軽減でき生長もより促進され、強風などにも相当耐えられそうだ。
菅原神社と鳥居の間にマツが位置するため、鳥居をくぐるとマツの樹冠の下を通って神社に詣でることもできる。
これだけのマツを、下から眺められるのも嬉しい配慮である。
なによりも、これだけのマツが未だ現存していることには驚きである。是非とも一度見ておくべきであろう。