群馬県指定天然記念物

しばぎわの大イチイ
指定年月日 平成二年九月二十五日

この大イチイは、根廻り四.五m、樹高十五mあり県内有数の大木である。
 イチイは、裸子植物亜門、毬果植物鋼、イチイ科の植物で、雌雄別株、春花をつけ、夏には赤い小球の実がなり食べられる。また、木材としては高級品で、建具、建築材に利用される他、 神主が持つ笏や神社や寺のお札の材料にもなることから、木材の「第一位」を意味する「イチイ」の名が付けられたといわれる。
 また、「しばぎわ」は当地の地形に由来する古い地名で、この地の庄屋をつとめた佐藤家の呼び名にもなっている。

平成三年九月十二日
群馬県教育委員会
片品村教育委員会
 

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しばぎわの大イチイ




しばぎわの大イチイ
指 定 群馬県指定天然記念物
指定年月日 1990年9月25日 
所在地 群馬県利根郡片品村花咲1182
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項 やはり墓標のよう   
お勧め度 ★★☆☆
到達難易度 ★  下車後徒歩3分
撮影日 2007年5月2日
 環境省値  解説板値    実測値
幹  周    4.5m    4.6m    4.4m
樹  高     15m     17m     14m
樹  齢   300年以上     300年   
実測詳細 地上1.3m部分を計測 

花咲集落の山際にある佐藤家の裏山にあるイチイの巨木
スギやケヤキなどを見慣れている方にとってはそれほどの大きさには感じないだろうが、本州にあるイチイとしては有数なものといっても良いだろう。
関東では奥多摩町にある大ダワのイチイと双璧であり、実測値では5cmほど大ダワのイチイが勝っているが、環境省のデータベース上ではまったく同じ大きさでの登録となっている。

 イチイの常であるが、墓標として植えられていることが多いが、このイチイも樹下にはやはり古い墓が存在している。
名称の「しばぎわ」であるが、道行く人に尋ねてみると、これは所有者佐藤家の屋号とのことだ。
地上2mくらいまでの高さには枯れ枝の痕跡もあるが、これは役目を終えた枝の痕跡であろう。上部の枝はほとんど損傷もなく、完全な樹冠を誇っているのは貴重である。
イチイがこれだけの元気さで育っているところを見ると、片品村の寒冷な気候がイチイの生育条件によほど適していたのであろう。
関東でこれほどのイチイを見られるとは考えてもいなかったので、訪問時には得した気分となったのはいうまでもない。分かる人には分かるすばらしい樹である。 


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