なかなか珍しいサイカチの巨木である。
関東近辺では山梨県北杜市にある「鳥久保のサイカチ」あたりと双璧となるのであろうか。
このサイカチ、国道下り線側に向けて「サイカチの木
日本一」の看板が誇らしげに掲げられているが、実際には全国で
TOP5にようやく入るほどのものであろうと思われる。
実際のところ東北から北海道にかけてはサイカチの巨木は結構多く、秋田県大仙市には幹回り7.12mのものを私は確認しているほどであるから、地元では誇らしい地元を代表する名木ではあるだろうが、この看板はちょっと勇み足だったようである。
中之条のサイカチは、沼田市と上田市を結ぶ国道144号線沿いに立っており、幹をかすめるようにひっきりなしにトラックなどが通り過ぎる。そのため国道側の枝は上部しか生長しておらず、下部の枝は生長する隙すら与えられていない状況だ。
それにも拘わらず樹冠はこんもりとして樹勢は健全に近く、サイカチ本人には悪いのだが理解不能に近いような木である。
訪問するにも、近くに駐車場がなく、市城の駅に駐めるなどして歩いてアクセスするしかないので注意が必要である。