村指定天然記念物
大穴のブナ

平成四年八月指定

場 所 群馬県勢多郡宮城村大字柏倉字大穴
標 高 九〇〇メートル
樹 齢 三〇〇年(推定)

 この大穴のブナは、周囲(目通り)約四、〇メートル・樹高は約二五メートルである。
主幹は真直に伸び、すぐれた樹形をしており、地上約四、二メートル付近で東西方向二分岐している。
 又第一枝は地上約二メートルの位置で南側に伸びている。
 ブナは、冷温帯林を代表する樹種でブナ科の落葉高木で、北海道の南部から本州、四国、九州の日本海側、 太平洋側のいずれにも分布し、標高六〇〇〜一五〇〇メートルほどのところに群生している。
 赤城山は比較的新しい火山であるため、赤城山カルデラの大沼付近の一部を除きブナ林の生育は少なく、その代償植生としてミヤコザサ−ミズナラ群集などのミズナラ林が発達している。
そのため赤城山南麓地域ではブナの巨木は稀で、巨樹に生長したこのブナは貴重なものと言える。 平成十四年三月

宮城村
宮城村教育委員会


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大穴のブナ




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大穴のブナ
指 定 前橋市指定天然記念物
指定年月日 1955年1月14日 
所在地 群馬県前橋市柏倉町字大穴
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項   
お勧め度 ★★★☆☆
到達難易度 ★★☆☆  下車後徒歩20分
撮影日 2009年8月12日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周   4.33m    4.0m   4.18m
樹  高     25m     25m     24m
樹  齢  300年以上    300年   
実測詳細 地上より高さ1.3m地点を計測 

赤城山南面にぽっかりと開く大穴。
かつての噴火口の痕跡とも伝えられ、13世紀に記録されている噴火の伝承らしきものも、この爆裂火口からの水蒸気爆発ではないかとも考えられているようだ。
その大穴火口の最下部にブナの大木が存在する。
林道が途中から通行止めのため少々歩くが、道路脇に樹名板は設置されるも、肝心のブナの姿が見あたらない。
見当をつけて藪の中をさまよい、ようやくブナの根元に到着した。
これでは、あきらめて帰る方も多いのではないだろうか。
ブナはドスの効いた黒い姿で出迎えてくれた。三夜沢のブナもそうであったが、色が黒いのがこのあたりのブナの特徴??
幹周も4mを超える大きさで、堂々たる体格である。
樹形もなかなか素晴らしく、凛とした立ち姿には感動すら覚える。
大穴火口内に降り注ぐ雨はすべてこのブナの根元付近に集約され、環境も申し分なしであろう。
背後の大岩の上には小さな祠が置かれており、古くから山の神として崇められていたのであろうか。
誰もいない静かな雰囲気を満喫していたら、フリークライミングの若者がやってきた。大穴をぐるっと取り巻く崖が、彼らには絶好の練習の場なのであろう。
いつの日にか早朝にブナを訪れ、朝霧の中で撮影したいと考えたのは言うまでもない。
なかなかの名木である。


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