県指定天然記念物
野の大クスノキ

昭和三十六年九月十五日 指定
所在地 大字野字前畑三一一-一

県内でも最大級の巨木で、所有者の千本木家は「樟」と呼ばれている。
目通りは約六.九m、樹高約二〇m、東西の枝張りは、約二五m、南北は約三〇m、幹は下から約五mのところで四本に分かれている。樹齢は約六〇〇年と推定されている。
クスノキは、クスノキ科の常緑高木で比較的暖地を好む。
関東以西、四国、九州、沖縄、また台湾、中国などにも見られる樹木である。樹皮は、淡い黄褐色で、葉は互生し卵形で艶がある。五〜六月頃に葉の付け根に黄緑色の小花を咲かせる。
クスノキには、芳香があり、カンフルを含むため強心剤の原料とされたり、樟脳などの防虫剤の原料としても利用されている樹木である。

平成五年三月


群馬県教育委員会
新里村教育委員会 

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野の大クスノキ



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野の大クスノキ
指 定 群馬県指定天然記念物
指定年月日 1961年9月15日 
所在地 群馬県桐生市新里町野字前畑311−1
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項 北限に近いクスノキの巨樹  
お勧め度 ★★★★
到達難易度 ☆☆☆☆  下車後すぐ
撮影日 2008年8月14日、10月1日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周    7.0m    6.9m   7.47m
樹  高     20m     20m     26m
樹  齢   300年以上    600年   
実測詳細 地上1.3m部分を計測 

クスノキは南方に育つ木で、群馬県あたりはほとんど北限に近いところである。
しかし、その北限に近い赤城おろしの空っ風の吹きすさぶ地に、これだけのクスノキが成長しているのだから驚きである。
どうやら2本が合体しているような樹形であるが、大きく枝葉を広げている姿はいかにもクスノキらしい。
九州などでこの程度の大きさのクスを見ても感動に乏しいが、さすがに郡馬で見ると「がんばれ!」と声を掛けたくなってくる。
かつては隣に小屋が建っていたが、現在はそれも取り壊され平野の中にポツンと立っている姿は印象的だ。
訪問時に所有者の方と話がする幸運にも恵まれ、このクスノキにまつわる話を聞くことも出来た。
秋に訪問した際には、根元を彼岸花が埋め尽くしており、またとない撮影チャンスをも与えていただいた。
樹形も抜群、樹勢も旺盛であるが、北関東で生き抜くクスノキ、それだけで名木と呼んで良いだろう。
全国に数多いクスノキの中でも、私のお気に入りのクスノキとなってしまったのは言うまでもない。


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