浅間山や草津白根山。鬼押し出し溶岩流に万座温泉、鹿沢温泉や数多くのスキー場。年中観光客が絶えない嬬恋村であるが、門貝地区周辺は、観光客とは無縁の静かな地である。その門貝の最奥に位置する鳴尾熊野神社の門前にあるのが、この大スギである。
その樹形や、枝分かれ部分から垂れる気根などを見ると、ウラスギの特徴を兼ね備えていることを知ることができ、解説板にあるように「さかさ杉」の別称もあるようだ。当地では希少なウラスギの巨木ゆえ、名誉ある名前として捉えて良いであろう。
天明年間の浅間山大噴火など、幾たびの天災を乗り越えてきたであろう本樹。もう数km南に位置していたなら、現在のような姿は見られなかったであろう。
※1 環境省調査による
※2 現地解説板による