羽場の集落内、名家の家の前に立つケヤキである。
敷地の上方に素晴らしい樹形のケヤキが見えてきたので、これだ!と思い車を降りるも、どう見ても幹回りは3m前後。
坂を下り個人宅の入り口前にさしかかると異常に肥大した太い幹だけが眼に入ってきた。なんとこれが大ケヤキであった。
車のアプローチ側からは幹が直接見えず、小さな円形状の樹冠が見えるだけ、これでは巨樹と気づかないはずだ。
さぞかし樹冠も大きく拡げているのだろうと考えていたために、完全に肩すかしを食らった格好である。
根元部分には目立った損傷などないが、上部には主幹が折損した痕跡がはっきりと残っていた。
このためにこぢんまりとした樹形になったと考えられ、主幹が折れたことにより新たな枝が生長し、現在のような低い所から数多くの葉が茂るようになったのだろう。
ひと目見た感じでは、樹勢はすこぶる旺盛!と表現したいほどの勢いは持っているようだ。
道路脇すれすれにあるために枝を整理した影響も重なり、ケヤキのミニチュア版といった風情である。