JRと東武の伊勢崎駅から200mほど南西に位置するのが同聚院(どうじゅういん)。本堂の裏手に広がる広大な墓地との間に立っているのが同聚院の大カヤである。
曹洞宗の禅寺である同聚院の創建は平治元(1159)年と伝えられており、なかなか古い歴史を持つ。伊勢崎市指定の文化財も数多く存在する名刹である。
大カヤは大変よくまとまった樹形を保った姿で、幹の質感、力感ともに文句なしの姿と言えるだろう。
目立った損傷もほとんど見られず、なかなか樹勢も良さそうだ。
根元は小綺麗に整備されているのだが、建物が隣接して建っており、けっして良好な立地とは言えないようである。
解説板には樹高38mとあるが、カヤで38mとは大変な高さだ。早速計測してみると実測値は20mそこそこの高さであった。
遠方より見ると明らかだが、梢の先端が鋭角状ではなく丸まった形となっているのは落雷を受けた影響なのであろうか?何となく折れてしまったような樹形にも見えるが、かつては背の高いカヤだったのかも知れない。
同聚院の方々に可愛がられ、大切に守られていることがひしひしと伝わってくるようだ。伊勢崎市を代表する名木の一本であろう。