JR高山本線角川駅より約5km。今は誰も住まぬ廃村となってしまった臼坂集落に一人佇むトチノキの巨樹である。
住居跡は荒れ放題であるのに対し、かつての住人が手入れをしているのであろうか、観音堂境内は荒れている様子もなく小綺麗に保たれている。
谷を挟んで向かい側にこの巨樹はあり、急坂にあるため人を寄せ付けない。ほぼ自然のままの状態にあるといっても良いだろう。
何も邪魔されずに成長した樹冠も迫力充分だが、対岸から望んでもその幹の太さには圧倒されずにはいられない。
人との接点を無くした今、このトチノキは何を思うのであろうか。
なお、観音堂境内にあるスギなどを含め、社叢全体としても河合村の天然記念物として指定されている。
※1 環境省資料による