小坂町の中心部、国道41号線を折れて南東へ約10km。
もう長野県境に近い最奥の集落、中重地区にあるクリの巨樹。
落合のトチと同様、道を歩いている方に聞いても「知らない」の連続。しかたなく自分の勘に頼りうろうろしていると、小さな標識を発見。地元の方にすれば話題にすら上らない存在なのかも知れない。
想像通り根元付近は荒れ放題で、ほとんど整備がなされていない状態。ほとんど訪問者もないようである。
最近クリの巨樹発見が続き、この木を上回るクリが数本発見されたが、それでもこのクリの価値が下がるわけではなく、全国的にも有数な一本であろう。
東側には幹上部にまで達した空洞があるが、ほとんど樹勢には影響を及ぼしてはいない。
帰り際に上を通る道路から見下ろすと、大量の毬栗が付いており、老いてますます盛んの印象がぴったりとくるクリであった。
現在クリの直上に棚田が作られており、2004年より使用されるようであり、良い影響を及ぼしてくれることを期待したい。