朝日村中心部より東へ約6kmのところ。九蔵の集落が途絶えたあたりに九蔵神社が見えてくる。ここより先は乗鞍の千町ヶ原へと続く道のりとなり、通る車もほとんど途絶える自然豊かな地。
そんな九蔵神社の本殿脇に構えているのが、このトチノキだ。
残念ながら主幹が折れてしまい、周辺には主幹の残骸や伐採したおが屑が散らばり、痛々しい姿をさらけ出している。しかし唯一残った枝は健全であるかのようだ。
わずかに残る枝葉だが、根元には信じられないほどのトチの実が降りそそいでいる。自らの危機的状況を察知し、子孫を残そうと精一杯生きているかのようだ。
※1 環境省資料による