福島県の巨樹 全国の巨樹 全国カヤ一覧 東北地方のカヤ 樹種別一覧 HOME 森の巨人100選

塩貝の大カヤ




他の写真を見る                                

塩貝の大カヤ
指 定 福島県指定天然記念物
指定年月日 2006年4月7日 
所在地 福島県双葉郡楢葉町上繁岡字塩貝25
解説板 あり   
樹勢等 良好
特記事項 日本一のカヤ  
お勧め度 ★★★★★
到達難易度 ☆☆☆☆  下車後すぐ
撮影日 2017年7月21日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周 7.70m 10.50m 8.76m
樹  高 24m 25m 24m
樹  齢 300年以上 1000年   
実測詳細  

2017年7月、実に20年ぶりの再訪となったカヤの巨木。
 20年前の印象では、それほどの巨木ではないと感じていたが、再訪してそれは全くの間違いであることを知った。
群馬県の横室の大カヤがダントツで日本一と考えていたが、それは全くの間違いであった。
 幹の太さは横室の大カヤが2016年時で8.64mであり、塩貝の方がわずかだが上回っているようである。
 根張りがカヤ独特の樹形で大きく広がり、少々計測には有利に働いているが、枝張りや樹形などをみると、ほとんどの面で横室の大カヤを凌駕している存在のように感じられた。
 主幹が未だにしっかりとしており、枝の数もかなり多く出ており、枯れ枝も目立たずに葉の量も多い状態である。
 目立った空洞の開口部もなく、まだまだ健全な姿で樹勢も旺盛であるため、まだまだ生長して大きくなりそうな気配である。
 原発事故によって付近の住民も少なくなってしまったが、根元部分の管理はきっちりと行き届いているようだ。
 旺盛な繁茂によって樹下は薄暗いのだが、とても居心地の良い木に抱かれているのを実感できるような空間であった。
 気になるのが一点、カヤの奥が整地中で、傍らに黒い牧草ロール状(フレコンバッグ)のものが置いてある・・・・これは?
 もしかしたら、除染した土が入れられて、ここを置き場所として整備中なのかもしれない。
 個人邸の庭に存在しているのだが、すでに住人はいない状態。土蔵には取り壊しのステッカーも貼られ、やがては更地になるのであろうか。
 県道脇の塩貝の集落自体もほとんど無人の状態のようで、何かもの悲しさを感じさせるような状況であった。
 やはり原発事故の影響から避けられないのだろう、どうしようもないやるせなさを感じてしまった。

 全国のカヤの中では、間違いなくもっとも見栄えのする素晴らしい存在のこの木、原発事故で足が遠のいてしまいがちではあるが、是非とも訪れておきたいカヤの名木であろう。


戻る