衣掛の森

本樹は樟の代表的な巨樹の一にして
樹齢の古きものなれば之を保護す
るを要す。
  注  意
一 根土をふみ固めぬこと
一 根幹など傷つけぬこと
一 樹の付近にて火気を用いぬこと
右注意せられ度し 若し之を犯した
る時は国法に依り罰せられるべし

大正十三年七月
文部省

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衣掛の森



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衣掛の森
指 定 国指定天然記念物
指定年月日 1922年3月8日 
所在地 福岡県糟屋郡宇美町宇美1丁目1−1 
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項   
お勧め度 ★★★☆☆
到達難易度 ☆☆☆☆  下車後すぐ
撮影日 2008年3月11日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周   20.0m       18.5m
樹  高     20m          29m
樹  齢   300年以上       
実測詳細 地上1.3m部分を計測 

宇美八幡は多数の大クスが境内を覆い、鳥井脇の神社入り口には日本第一樟の森との看板まであるほどだ。
実際に境内に一歩足を踏み入れると、その言葉が間違いでないことはすぐに分かる。
他の神社にあったなら、間違いなく御神木として奉られるであろう大きさのクスノキが境内のあちらこちらにゴロゴロしているのである。
この森の中で主的な存在であるのが、拝殿左奥に鎮座する「衣掛の森」である。
国指定天然記念物への指定も古く、大正時代の指定であり日本の代表的な巨樹であることも知ることができる。
写真のとおり、もう既に幹は大きく二つに分断している状況であるが、若葉を大量に茂らせ樹勢は悪くないようである。
10年ほど前は、空洞に木製の覆いが施されており、よりいっそう悲惨に見えたものだが、現在ではそういうこともない。
西側に生育する幹は多分ヒコバエが成長したものであろうが、こちらが健全であり、将来は朽ちかけている主幹に代わって命を引き継ぐであろう。

2008年初春、全国巨樹・巨木林の会で行った観察会にて、宮司さんのご厚意により実際に幹の計測を行ったが、その際の値が18.5mであり、実質全国でも5本の指に入る樟であることが確認できた。
境内には他に「湯蓋の森」「蚊田の森」など多数の巨木クスノキ群に覆われており、巨木好きにはたまらない日本一の神社と言っても過言ではないだろう。


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