勝山市指定文化財(天然記念物)
西光寺の大杉

 白山神社境内に生えたこの大杉は、樹齢約五百年と推定される巨木である。昭和四十一年十月、市内では数少ない巨木の一つとして、 天然記念物に指定された。
 幹は、高さ二メートルのところで大きく四本に枝分かれし成長している。樹勢は良く、樹高は約三十五メートル、目通りの幹廻りは約九メートルある。
 この大杉は、日本海側に自生するアシウスギに属する。このアシウスギは幹の下部から枝分かれすることが多く、 垂れ下がった枝は雪に押されて地面につき、そこから根を出すことがある。
 地元ではこの大杉を「弘法スギ」とも呼ぶ。
昔、この地を訪れた弘法大師がここで弁当を食べ、橋を地面に突き刺したことから、 根がつき生長したと伝えられている。
 今後とも地域の人々の暖かい手に守られて、恵まれた自然の中で現在の風姿を保ちつづけてほしいものである。

     勝山市教育委員会

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西光寺の大杉




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西光寺の大杉
指 定 勝山市指定天然記念物
指定年月日 1966年10月26日 
所在地 福井県勝山市鹿谷町西光寺
解説板 あり     詳細を見る 
樹勢等 良好
特記事項   
お勧め度 ★★★☆☆
到達難易度 ☆☆☆  下車後すぐ
撮影日 2012年6月12日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周   9.00m   9.00m   8.28m
樹  高     35m     35m   
樹  齢   300年以上       
実測詳細 高地面より地上1.3m部分を計測

勝山市の中心部より約3kmほど西方に鹿谷町があります。
永平寺町との境界にそびえる経ケ岳の山裾が平地に達する辺りに西光寺町があり、集落の外れに白山神社のこんもりと茂った森が見えてきます。
大スギといっても、遠くから見ると周囲のスギに埋もれた感じで、特別大きいとは感じませんが、次第に根元が見えてくると同時に、驚きがやってきます。
傾斜地に生長するため、幹はやや傾いて生長していますが、その身をよじらせた格好がなかなか様になっているのです。
枝分かれが盛んで、多くの枝を付ける様はまるでカヤの木を見ているかのような印象を与えてくれます。
根元から大きく分かれた枝もあり、日本海側に生長するウラスギの系譜であることを知らせてくれます。
根元付近は旺盛な枝葉の繁茂により、昼なお暗い様相を呈していますが、それがより一層このスギを迫力のあるものに仕立てているようです。
樹姿も抜群で、絶妙なバランスと言ったら良いのでしょうか、撮影意欲を沸き立たせてくれる、素晴らしい樹形だと思われます。
遠方から望むと、完全に神社の他の木と同化してしまうことからも、まだまだ若く成長期の段階にあるスギだと言うことが言えそうです。
過疎化が進む周辺の集落ですが、神社の境内は綺麗に保たれており、スギの周囲も定期的に下草刈りが行われているようです。
地域住民の、この木に寄せる気持ちが伝わってくるようです。
北陸地方では、なかなかの名木の一本だと思われます。


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