泉鏡花の戯曲で有名な「夜叉ヶ池」への登山道の中程に生育しており、登山道入口からは約30分で到着する。
歩きやすい整備の行き届いた山道を行くと、急斜面の上部に忽然と姿を現した。
あまりもの巨大さと、朝日を受け白く輝く姿は何とも神々しい雰囲気で、思わず息をのむ。
急斜面にあり近寄るのは非常に危険を伴い、撮影中にも何組かのパーティーが登ってきたが、誰もトチノキの根元には登ろうとはしなかった。
このあまりもの急斜面を目の当たりにしては、これから夜叉が池まで行く体力を温存したくなるのも頷ける。
斜面の下方にはやや小振りのトチノキがあり、さながら夫婦トチとでも呼べそうな雰囲気である。
1時間ほどの散策で大自然の中のトチノキに出会うことが可能。
何ものにも代え難い癒しを訪問者に与えてくれている。