まったくと言って良いほど、事前の資料がないクスノキであった。
現在は愛南町となったが、久良集落は旧城辺町の海岸沿いに位置し、リアス式独特の深い入り江の良港である。
港がある湾の周辺では、特産の真珠養殖も盛んに行われている。
大クスは集落を見下ろす高台にある若宮神社境内にあり、背後は久良小学校がある。
城辺町方面から5分ほど、久良漁港を望む地点にさしかかると、大クスが集落の背後で大きく枝を広げているので、すぐにそれと分かるだろう。
訪問時は枝の伐採を行った直後のようであったが、樹形がそれほど崩れていない所を見ると、枯れかかった枝の処理をしただけなのであろうか。
南、東方向からは遮るものが何もなく、大きく拡がった樹冠の雄大さが実感できるだろう。ただ、樹冠の枝に付く葉の量は少々寂しい状態であり、健全な状態とは言えなさそうである。
主幹などにはまったく衰弱の兆候が見られないため、少々不可解であるが・・・・
根元近くまで車が入ることはできるが、港に泊めてから歩いて訪問するのが良いだろう。