御荘町指定文化財
アコウの大木

昭和四十年指定

愛媛県の巨樹 全国 アコウ一覧 中国・四国のアコウ 樹種別一覧 HOME 森の巨人100選

アコウの大木 (平山天神社)



他の写真を見る

アコウの大木 (平山天神社)
指 定 御荘町指定天然記念物
指定年月日 1968年 
所在地 愛媛県南宇和郡愛南町御荘平山
解説板 樹名板あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項 日本有数のアコウ  
お勧め度 ★★☆☆☆
到達難易度 ☆☆☆    下車後すぐ
撮影日 2010年1月2日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周   9.20m     
樹  高     12m          
樹  齢  300年以上       
実測詳細 計測不能 

愛南町は愛媛県最南部に位置し、アコウのある平山地区は以前御荘町(みしょう)に属していた御荘港を望む港町である。
 リアス式海岸独特の溺れ谷が連続する地で、御荘港自体も湾奥に位置する天然の良港である。
付近一帯はこの地形を生かし、真珠の養殖やハマチの養殖が盛んに行われている。

 天神社は御荘港を望む小高い丘の上に位置しており、かつては頂上の台地には平山尋常小学校が存在していた。
 神社は真新しく新築されており、なんだかあっけらかんとしているのだが、かつては大勢の子供達で賑わっていた時期もあるようだが、現在は過疎化が進んでしまった。
 アコウは神社へと登る石段の参道脇に2本あり、環境省の報告では3本の報告となっているが、現在は2本に減ってしまったみたいである。石段の右側に折れた痕跡のアコウが見えたが、多分これがもう一本であったのだろう。
 石段を登り始めてすぐに現れるアコウが9.2mと報告されているもので、崖に生長しており枝のほとんどが下を通る道に張り出している。そのためにかなりの枝を伐採されてしまい、見るも無惨な姿となってしまった。
 しかし根の太さは超弩級で、正確な計測は今や不可能であるが、規模からすると12m前後の大きさがありそうであり、これは同じ県内の三崎のアコウよりも大きそうである。
 坂を登り切るあたりにもう一本のアコウが存在するが、こちらは健全な姿でたっており、幹の様子もよく観察できる。
 アコウらしい、少々傾いた格好で立っているあたりはなかなかの名木と言えそうだ。
 道路側より眺めても、半円形の綺麗な樹冠が見渡すことができ、健全な印象である。

 アコウは一部のものを覗いて、何処にあるものも丁寧に保護されることがない。急な崖地を好むこともあってか、生育環境が環境なだけにちょっと可哀想である。
 ほぼ忘れ去られているアコウだが、これだけの大きさのものが2本揃って生長しているのは貴重な存在と言えるだろう。


戻る