睦沢町指定天然記念物
諏訪神社の大樟
昭和五十八年三月三十一日指定

神殿右脇の北斜面に自生するクスノキは、ご神木として代々氏子により大切に守られてきました。言い伝えに寄ると大同二年(八〇二)に信濃国諏訪大社の神官が当地に分社し、 その時クスノキを持参して植えたと言われています。
 この一帯は別命、樟ヶ岡とも呼ばれ、江戸時代中期の学者、中村国香が著書『房総志科』の中で諏訪神社の樟樹を、「盤根半石と化し」と紹介しています。
 大正四年には、千葉県知事から銘木保存費が交付され、保存工事が行われています。
 その後は、風雪に耐えながら一部朽ちたところもありますが、根回り十二メートル、樹高二十三メートルの巨木として、樹齢千年にも及ぶ様子を今に伝えています。

平成十七年十二月  睦沢町教育委員会

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諏訪神社の大樟





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諏訪神社の大樟
指 定 睦沢町指定天然記念物 
指定年月日 1983年3月31日  
所在地 千葉県長生郡睦沢町上之郷宮前1293
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項 かなりの損傷・・・  
お勧め度 ★★★☆☆
到達難易度 ☆☆☆☆    下車後すぐ
撮影日 2012年7月24日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周   8.50m   12.0m   
樹  高     50m   23.0m     
樹  齢   300年以上    1000年   
実測詳細 地上1.3m部分を計測

このクスノキには15年ぶりくらいでの再訪でした。
カルチャースクール参加の際に訪問したこともあり、当時はゆっくり観察することができず、念願叶っての再訪でした。
一目見た際の損傷具合はひどく感じられてしまいますが、樹齢千年であることを前提とすれば、それも仕方の無いところでしょう。
幸いなことに、初回の時に比べても樹勢の衰えはあまり感じられず、このクスノキなりに精一杯頑張っているのがひしひしと伝わってきました。
市街地から適度な距離があり、平地との境界付近の斜面にあり、踏圧からも守られている条件が良いのでしょう。
心配されるのは、根元部分の幹がすかすかになっていることで、大風などの影響により転倒してしまうおそれが強そう、といったところでしょうか。
枝の絶対数は少ないながらも、細い新しい幹を出しており樹勢はそれほどの心配はなさそうです。
かなりの大きさを持つクスノキですが、千葉県ではメジャーな存在とはいえず、隠れたクスの巨樹といえるでしょう。


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