館山市市街地から車で約十分。沼サンゴ層の案内板に沿って訪問するとすぐにたどり着けるであろう。
訪問した時期が2月だったため、周囲は房総半島の温暖な気候によってはぐくまれた菜の花が満開で、用法業者がしきりとミツバチの面倒を見ている最中であった。
ビャクシンは誠に健全な姿で立っており、これほどまでに成長したビャクシンの中では異例とも言えるほどの樹勢を誇っている。2mほど盛り土をした境内から垂れ下がる枝は、根元よりもさらに下へと伸びているほど。根元を埋められる以前の姿は、さらに雄大であったろうと想像される。
ここよりさらに上流には、これも県指定天然記念物の沼のサンゴ層がある。
関東の三大ビャクシンを決めるのであれば、神奈川の建長寺のビャクシン、城願寺のビャクシンと本樹であろう。
いまでも長閑な風景だったのを思い出す。
※1 環境省資料による
※2 現地解説板による