下北半島の北部、ちょうど恐山から北へ下った薬研温泉の地にあるクリの大木。
見る方向によって様々な表情を見せてくれる樹であるが、一本に見える方向からの姿はまさに巨樹の風格、迫力がある。
かつては鉄道の枕木などに流用され、大経木のほとんどは伐採されてしまったが、林道がすぐ間近を通る環境のもと、よくぞここまでの大木が残ったものである。
樹勢は必ずしも良好とは言えず、一部枯れた枝なども目立つが、全国でも最大級のクリのたたずまいには感動させられるであろう。
森の巨人たち100選に選定されたとはいえ、周辺はほとんど手つかずの原生林。クリのすぐ脇まで森林が続き、撮影するには非常に困難を極めた。
なにせ樹の周囲2〜3mほどしか空間がないのである。国土緑化推進機構では現在も募金を募っているので、あるいは道も整備されているのかもしれない。
アクセスは比較的容易であるが、樹そのものの全容を見るにはかなりの困難が伴うであろう。
※1 森の巨人たち100選による