西目屋村にある美山湖の湖尻付近より、すこぶる快適な青秋林道を終点まで走る。
その後大川の谷底まで降り、再び対岸の斜面を標高で300mほど登ったあたりに、カツラの存在する谷底の広い谷がある。
谷一面を見渡せる場所に出ると、谷底には巨大なカツラが2本見えてくるが、ここで紹介するのは下にあるカツラ。
夕暮れと、極度の疲労により上方にあるカツラにはたどり着けなかったのだが、これは次回の宿題となるであろうか。
その大川のカツラは、今まで見たどのカツラよりも間違いなく素晴らしいカツラであった。
なんといっても幹がしっかりしており、重量感はカツラとしては破格の質感。周囲の雰囲気も抜群で、これ以上ないシチュエーションである。
果たして過去にこのカツラを目的に来た者は、いったい何名ほどいるのであろうか?
地元の樹木医さんなどが調査に来たことがある、と同行の高渕氏にお聞きしたが、それでもまだほんの数名であろう。
車を降りてからは、案内板のない踏み跡をいくこととなるのでガイド無しには到達不可能である。また、かなりの急傾斜地を行くので、それなりの装備が必要となるであろう。
白神には、まだ見ぬカツラ達が眠っている。そんな想像をかき立ててくれる素晴らしいカツラであった。