国道101号線で青森方面から北金ヶ沢のイチョウに向かう際、イチョウまであと1kmという地点に甕杉が立っている。
折曽のイチョウ脇に大きな駐車場ができたので、そこから石段を登るとスギに到着である。
初めて訪れたのは15年も前のことで、当時は樹勢も良くなく樹皮もはがれ落ち、結構悲惨なイメージが漂っていた。しかし、治療の甲斐があったのであろうか、現在ではかなりの枝葉を茂らせ、樹勢は回復傾向にあるようでなによりだ。
駐車場からの遠望では盆栽風な樹形で、なかなか趣のある姿であるが、高知県にある桃原の牡丹杉のことを思い出してしまった。遠く南北に離れながらも、スギ同士相通じるものがあるようだ。
北海道にも幹周7mほどのスギは存在するが、津軽海峡を越えるとスギの迫力は完全に削がれてしまう。そういった意味からも、甕杉は日本最北のスギの巨木といって差し支えないのであろうか。
根元には南北朝時代の石碑が並んでおり、スギと共に県の指定となっている。
撮影中、背後の森の中からガサガサ、ドスン!とものすごい音。
クマかいな!と思ったが、地元のおばさんが山仕事をしていて、折からの雨に足元を滑らせ、坂から転がり落ちてきたのだった。w