関の甕杉と古碑群(供養碑)

甕杉はこの地方を遊覧した菅江真澄の記録にも図示され、甕の形に似ているのでこう名付けられた。たらちねの大銀杏と共に安東氏ゆかりのものか。 推定樹齢は1000年。
樹下の古碑(板碑)は南北朝時代(14世紀)安東一族によって建てられ北朝年号が刻まれている供養塔で付近の田畑に散在していたものを ここに安置した。
阿弥号の人もあるので時宗の影響も考えられる。

津軽深浦

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関の甕杉(関の杉)



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関の甕杉(関の杉)
指 定 青森県指定天然記念物
指定年月日 1955年1月7日 
所在地 青森県西津軽郡深浦町関字栃沢
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項    
お勧め度 ★★★☆☆
到達難易度 ★★  下車後徒歩5分
撮影日 2006年5月28日
 環境省値  解説板値   実測値
幹  周    8.2m       8.1m
樹  高     30m          
樹  齢   300年以上   1000年   
実測詳細 地上1.3m部分を計測 

国道101号線で青森方面から北金ヶ沢のイチョウに向かう際、イチョウまであと1kmという地点に甕杉が立っている。
折曽のイチョウ脇に大きな駐車場ができたので、そこから石段を登るとスギに到着である。
初めて訪れたのは15年も前のことで、当時は樹勢も良くなく樹皮もはがれ落ち、結構悲惨なイメージが漂っていた。しかし、治療の甲斐があったのであろうか、現在ではかなりの枝葉を茂らせ、樹勢は回復傾向にあるようでなによりだ。
駐車場からの遠望では盆栽風な樹形で、なかなか趣のある姿であるが、高知県にある桃原の牡丹杉のことを思い出してしまった。遠く南北に離れながらも、スギ同士相通じるものがあるようだ。
北海道にも幹周7mほどのスギは存在するが、津軽海峡を越えるとスギの迫力は完全に削がれてしまう。そういった意味からも、甕杉は日本最北のスギの巨木といって差し支えないのであろうか。
根元には南北朝時代の石碑が並んでおり、スギと共に県の指定となっている。
撮影中、背後の森の中からガサガサ、ドスン!とものすごい音。
クマかいな!と思ったが、地元のおばさんが山仕事をしていて、折からの雨に足元を滑らせ、坂から転がり落ちてきたのだった。w


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