岩木山信仰の中心とされるのは、現在では岩木山南麓にある岩木山神社となっているが、こちらの巌鬼山神社の方が本家である。街道沿いからもはずれた立地で、付近は静寂が漂い極めて神聖な雰囲気に包まれている。しかし社名でもお分かりのとおり、鬼伝説が伝わり、境内裏の森から鬼の手が発見されるなど、不思議な神社でもある。
初めて訪れたのが1992年のこと。
鬱蒼と茂る社叢の奥、社殿の左前方と後方にひときわ大きなスギが並び立つ。杉の自生北限地にあるとは思えないほどの勢いである。当時の計測値では南株の大きさが9.22mであったが、2006年の計測では9.96にまで成長しているのであった。
2007年には最北の10m超のスギとなることであろうか。
甕杉と共に、日本最北のスギの巨木とも言える存在である。
ともかくも、素晴らしく気持ちの良い境内林である。