県重宝 巌鬼山神社本殿 一棟 附 厨子・棟札
平成五年四月一六日指定

県天然記念物 大 杉 二本
昭和三一年五月一四日指定

巌鬼山神社の由緒は古く、延暦一五年(七九六)、岩木山北麓に巌鬼山西方寺観音院が建立されたことに始まり、 坂上田村麿の蝦夷平定祈願のため再建されたと伝えられる。
 また、文安五年(一四四八)に社殿が野火によって焼失したため長見氏によって再建、その後、藩祖津軽為信が修復したほか、 慶長九年(一六〇四)にはその子信建が「津軽総領主宮内大輔藤原臣」銘の鰐口(県重宝)を奉納している。
 やがて百澤寺に併合されたが、神社は元禄四年(一六九一)に氏子によって再興され、明治六年(一八七三)巌鬼山神社と改称した。
 本殿や厨子は、近世津軽地方の小仏堂が神社に変わった典型的なもので、細部の様式などもよく時代の特徴を残している。
 また、大杉は樹齢千年以上、高さ四一メートルを超える巨大なもので、県内にはこれに勝るものがなく、神社の歴史を語るとともに、津軽三十三観音の巡拝者をはじめ 多くの人々の信仰を集めている。

管理者 巌鬼山神社
弘前市教育委員会

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巌鬼山神社の大杉



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巌鬼山神社の大杉
指 定 青森県指定天然記念物
指定年月日 1956年5月4日 
所在地 青森県弘前市十腰内字猿沢78
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項    
お勧め度 ★★★☆☆
到達難易度 ★  下車後すぐ
撮影日 2007年1月7日
 環境省値  解説板値 実測値
幹  周 南 9.40m
北 8.39m
   3.6m   9.96m
  8.95m
樹  高 南   41m
北   39m
    37m     43m
    42m
樹  齢   300年以上   1000年   
実測詳細 地上1.3m部分を計測 

岩木山信仰の中心とされるのは、現在では岩木山南麓にある岩木山神社となっているが、こちらの巌鬼山神社の方が本家である。街道沿いからもはずれた立地で、付近は静寂が漂い極めて神聖な雰囲気に包まれている。しかし社名でもお分かりのとおり、鬼伝説が伝わり、境内裏の森から鬼の手が発見されるなど、不思議な神社でもある。
初めて訪れたのが1992年のこと。
鬱蒼と茂る社叢の奥、社殿の左前方と後方にひときわ大きなスギが並び立つ。杉の自生北限地にあるとは思えないほどの勢いである。当時の計測値では南株の大きさが9.22mであったが、2006年の計測では9.96にまで成長しているのであった。
2007年には最北の10m超のスギとなることであろうか。
甕杉
と共に、日本最北のスギの巨木とも言える存在である。
ともかくも、素晴らしく気持ちの良い境内林である。


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