かつては無名に近い存在だったこのアカマツだが、林野庁の「森の巨人たち 100選」に選定されてからは、一躍注目を浴びることになった。
浅虫温泉の背後の民有林一帯は、浅虫森林公園内にに指定されており、遊歩道も整備され散策にはもってこいのコースでもある。私の訪問した2001年当時は、案内板が不備なこともあって、この木に出会うまでは、まさに森の中を彷徨うかのようであった。地理的に明るければ、40分ほどの散策でたどり着けるであろうか。
まず出会って最初に感じたことが、なんて野性的で荒々しいアカマツであろうか、ということだった。
我々が普段目にする女性的な姿のアカマツとは違い、まさに自然と闘いながら生きてきた事を物語っている。
一本から分かれたか、合体したものであるか判断が付かないが、急傾斜地に成長することにより、より一層の凄みを感じさせる樹形であるのは間違いない。
全国的に減少の一途をたどるマツ。その中でも第一級の巨樹である本樹が、無事に生き延びていくことを願わずにはいられない。
※1 林野庁資料による