権現の大イチョウ

樹高二十五m、樹幹周囲八.五m、イチョウの大樹としては希有のものであるとして、昭和三十年県の天然記念物に指定される。
 このイチョウは冬が近くなると、夜中に「ごおっ」と鳴る音響とともに一斉に落葉する。樹の特徴は、気根が多くあり長さ一.八m、 周囲一.二mのものもある。また実際に母乳の少ない母親は気根を撫で、その撫でた手で自分の乳を触り母乳が出るようお参りした。
 隣接の神社は田中神社だが、口伝によるとこの樹を御神体としてお堂を建て氏神にしたとされ、権現堂・蔵王ともいわれていたことから 権現の大イチョウと名前が付いた。
 往時、弘法大師が諸国修行の時この地を訪れ、岩の間から湧いている清水の傍らで昼食をとり、 橋を地面に指したままその場を立ち去り、二本の箸が一本の大樹に成長したのがこのイチョウであると伝えられている。
 

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権現の大イチョウ






権現の大イチョウ
指 定 秋田県指定天然記念物
指定年月日 1955年1月24日 
所在地 秋田県山本郡藤里町藤琴字田中15
解説板 あり   詳細を見る
樹勢等 良好
特記事項 合体木か?   
お勧め度 ★★☆☆
到達難易度 ★  下車後すぐ
撮影日 2006年5月26日
 環境省値  解説板値    実測値
幹  周    8.4m   7.27m   9.58m
樹  高     20m   38.5m     33m
樹  齢   300年以上       
実測詳細 地上1.3m部分を計測 

写真では何度となく見ていたイチョウであったが、なかなか訪問できずにいたイチョウであった。
写真で見るのと、実際に見るのとでは大違いで、想像以上に迫力のあるイチョウだったのには驚かされた。
どうやら解説板にもあるとおり2本が合体したもののようで、目通り周囲は10mに迫る勢いである。
北側の枝からは大きな気根が垂れ下がり、ほぼ2mの長さを有し、かつて見た乳の中でも最大クラスのものであろう。
地元では権現の・・・・よりも田中のイチョウとして親しまれているようである。
白神に行く際には、是非このイチョウにも立ち寄ることをおすすめしたい。
近くには白神世界遺産センターがあり、白神山地の貴重な動植物の資料を見ることができ、実際に猛禽類なども空を見上げていると自然と眼に入ってくるほどの自然が残っている。
秋田県では最大のイチョウであろう。



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