芭蕉で有名な象潟。現在は合併によりにかほ市となったしまったが、国の名勝に指定された景色は健在である。
その名勝象潟の中心地が蚶満寺である。かつては潟湖の中に浮かぶ小島であったが、象潟地震によって陸地と化してしまった。松島以上の景観だった潟湖は、蚶満寺に残る句碑にも歌われている。
その蚶満寺裏手の境内に樹齢1000年以上と伝えられる大タブが現在も残り、観光客の目を楽しませてくれる。
残念ながら環境省の調査からは漏れてしまっている。
幹周はわずか5mにおよばないが、北限のこの地でこの大きさならば、間違いなく貴重なタブノキである。
境内にはもう一本のタブもあり、こちらもなかなかの大きさである。
観光客は奥の細道=芭蕉に気を奪われがちであるが、私の訪問時に一緒だった方々は、この大タブにも感嘆の声を上げていた。
かつての名勝九十九島への散策路もあり、国道7号線を渡ると巨大な道の駅もあり、観光スポットとして申し分のない充実度である。