完全な2本の合体木であろうと思われる。
ちょうど二又に分かれるところにはヤマザクラが着生し、サクラの咲くスギの奇木として愛されていたが、サクラの成長にともないスギに亀裂が入り危険な状況となってしまったため伐られてしまったという。
現在では幹が完全に割れてしまい、強風時にはギイギィ〜とスギの悲鳴ともつかない悲しい音が聞こえてくる。
合体木ではあるが、非常にスマートな印象を受け、いかにもスギらしいスギといえるであろうか。私にとって東北地方ではもっとも好ましいスギの一本であることを付け加えさせていただきたい。
オブ山の大スギが発見されて、秋田県第一のスギとしての地位は失ってしまったが、法内の八本スギとともにスギの国、秋田の面目躍如を担っているといったところである。